社会で必要とされ、さまざまな施設で活躍できる危険物取扱者

まず、危険物とは何でしょうか?

放射能、ナイフやけん銃
放射能、ナイフやけん銃

危険なものといっても放射能やナイフやけん銃など様々なものがあります。

消防法危険物取扱者が扱う危険物とは、消防法という法律で規制された物品を取り扱うための制度(国家資格)です。
家庭で灯油を備蓄する程度でしたら危険物取扱者は必要ありませんが、一定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う製造所等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。

ガソリンスタンドでは、具体的にどのような施設で危険物取扱者は必要とされるのでしょうか?
石油化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー、印刷工場、ボイラー施設など、大量の危険物を取り扱う施設は、危険物取扱者を置かなければならないと規定されています。

危険物取扱者になるには、国家試験である危険物取扱者試験に合格しなければなりません。
危険物取扱者には、全ての危険物を取り扱える甲種危険物取扱者、試験に合格した類(第一類から第六類まであります)だけが取り扱える乙種危険物取扱者、第四類危険物のうち限られた物品のみが取り扱える丙種危険物取扱者があります。

  • 第一類危険物 酸化性固体
  • 第二類危険物 可燃性固体
  • 第三類危険物 自然発火性物質および禁水性物質
  • 第四類危険物 引火性液体(ガソリン、軽油、灯油など)
  • 第五類危険物 自己反応性物質
  • 第六類危険物 酸化性液体

今回は、乙種第四類の試験に向けて学習をしました。

合格に必要な知識は、以下の3点について出題されます。

  1. 危険物に関する法令
  2. 基礎的な物理学および基礎的な化学
  3. 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

試験は五肢択一のマークシート方式で行われ、それぞれで60%以上の正解をすれば合格となります。(1科目でも正解が60%未満なら不合格)

なお、試験は消防試験研究センターが実施しています。

合格率は30%台といわれています。(最新の試験実施情報

私の場合、ユーキャンの通信教育(危険物取扱者講座)と、
全国危険物安全協会の講習会の受講で合格を目指しました。